今回は高知県に移住した女性漁師であるかおりさんにインタビューしてきました!かおりさんは女性が少ない漁師界で輝こうとしている貴重な人材です。彼女の人生を追いながら「なぜ漁師を目指すのか?」を追います。

共通の知り合いの漁師さんのInstagramからかおりさんを見つけました👀👀👀👀なんとも情熱のある方だったので皆さん!是非!注目してください!
自己紹介をお願いします!

はじめまして!魚も男も釣れません。漁師になりたい高知県女釣り師 松本かおりです!出身は愛媛県鬼北町です。父親の影響で物心つく前から釣りに熱中していました。
しかし、社会人になって閉鎖的な個人病院に勤め、家族関係によるストレスなどもあり、情けないことに心病んでしまいました。20代半ばから全ての髪の毛を何度も失ってきました。かつらをかぶって10年近くその病院に勤めてきましたが回復の見込みが立たず、病は気からということで嫌なことを全てやめました。
今でもまだ全ての髪の毛が生えてきたわけではありませんが、悔しさをバネに心機一転、幼い頃大好きだった釣りで生活をしていくために漁師になることを決意しました。

脱毛症になるなんてすごいストレスだったんですね。。。
-結構荒れた家庭環境で幼少期を過ごされたのですね。

そうなんです。荒れた環境というよりは家庭内不和ですね。生まれた時から親の仲もあまり良くなくて。特に父親が自分へのコンプレックスの強い人で、特に気性の荒かった父親は自分に似ている私に対して結構あたりが強かったです。
-あまり公に書けないほど酷いみたいですね。。。
ただ、商売人の家庭だったので、家族仲良しに見えるように周りには振る舞わなければならないのもとても苦しかったです。かつらかぶって平然を装っているのもとてもつらかったです。あまりの苦しさに昔好きだった釣りを再開し、気がついたら船を購入して宇和海に浮かんでいました。
その中で知り合いにSNS(Instagram)を勧められ、ヤケクソに配信をし始めました。本当に、気がついたら船を買っていたんです。もう死にそうな思いをしていて、こうでもしないと生きてられなかったんでしょうね。
いろんなことが重なり、肩書きや権力、強い立場の人にねじ伏せられる経験をしてきたからこその反骨心が原動力となり、気づいたら1人で宇和海に浮かんでました。

最初はヤケクソではありましたがInstagramでたくさんの人が見てくれる様になって、今では親との関係も良好になればいいなと思い、楽しんで配信を続けています。
-どんな漁をされているんですか?
曳き縄漁師を目指しています!でも、まだ曳き縄漁ができる状況でないので、釣り漁をしています。宿毛市では「こづり」っていうんですけど。小型の船で普通に釣りですね。1月は宿毛湾の外に出ると波が高くてあれているので、まだ慣れないのもあって湾内でオオモンハタなどを狙った釣りをしています。
どうして漁師になったんですか?
自分に稼ぐ力がないので、どれだけ情けない思いをしても自分より上の立場の人たちに虐げられて勤めることしかできなかった自分が悔しくて独立したいと思ったからです。
宿毛市の漁師さんから漁業研修に誘われ、2024年の7月から(一社)高知県漁業就業者支援センターとすくも湾漁協が主催する自立型漁業研修という制度を受講することになりました。この制度を受講して条件をクリアすると、すくも湾漁協の準組合員になることができるんですよ。

とりあえず準組合員になることができたら一人前の漁師になる夢に一歩近づけるので漁業研修の制度を受けることができることが決まって束の間の喜びだったんですよ! それが、今現段階では詳しくお話しすることはできないんですけど、色々あって1ヶ月ちょっとで漁業研修が急に中断となってしまって。。。
何をどうしたらいいのかわからない状態で途方に暮れています💦
-いきなり中止になるなんてどういうことですか??
今はまだ公にできない事実が数多くあります。漁業研修を受けている研修生の立場の弱さもあり、詳しくお話しできないんです。
漁業研修を受けるにあたって「移住」が絶対条件となっているんですよ。指導者を頼る事しかできない状況下で、急に漁業研修が中止となってしまって知らない町に放り出された気分です💦
-それは辛いですね。移住してきてよそ者扱いとかされなかったですか?

移住した宿毛市自体はとても住みやすく、InstagramやYouTubeをやっているのもあり、応援してくれる人も増えてきてどうにか泣き寝入りすることなく住み続けることができています。この街で出会う人たちはとてもいい人ばかりです。
釣りの帰りにクーラーボックスを担いでいると一緒に運んでくれたり、一緒に氷積むの手伝ってくれたり、お野菜もらったり私が釣れない魚もらったり。漁師さんに船の置き場も作っていただきました!本当に支えられています。私も何かしらこの宿毛市で成功してみんなに恩返ししたいです!
宿毛市内外から応援してくれてコメントをくれる人にも本当に感謝しています。生きる気概をいただいています!

田舎の人たちはおせっかいだと言われてしまうこともありますけど、暖かいですよね!私もこの近所付き合い大好きです!
女性だということで苦労したことってありますか?
身長が150cm小柄だし、体力面ではどう足掻いても男の人には敵わないですよね〜。これから漁師として生計を立てて行くのであれば、大量に獲って売るというやり方では通用しないかなと思っています。まず大量に獲ることもできないんですけど。
魚の締め方については指導してくれていた人からも聞いていたのですが、他の人に聞いたらまた違う意見があって、何がいいのかまだ分かってないです。まずは魚を釣っていろんな魚の締め方を試してみて自分に合った方法を模索するところからですね。

女性だからというわけではないですが、漁業研修がわけもわからない間に中断となってしまったのもあり、宿毛市の水産業の実態や現実がまだ十分に理解できていなくて。自分が何をどうしていいのかわからなくて苦労していますね。とりあえず魚を釣れるようになりたい気持ちだけはあります!
-モチベーションが下がる時ってありますか?
移住してホームシックのような感覚に襲われる時がありました。一瞬ですけどね。そんな時に、この町の人たちだけではなくていろんな人が一緒に釣りに行ってくれたりして心の支えとなってくれました。そうしているうちにだんだんと前を向いて暮らていけるようになりました!かーりぃちゃんもそのうちの1人です!

そう言ってもらえると嬉しいです!厳しい環境だと思いますが、せっかく新規参入で漁師に入ってきてくれたし、かおりさんが漁師として生活をしていけるように行動で応援させてもらいたいです!
漁師としてのかおりさんのビジョンはなんですか??
今まで応援してくれた人たち、今も応援してくれている人たちに対して感謝してお返しになることがやりたいですね。今は何をしたら貢献できるのか具体的には思い付かないのですけど。
あとは、女性で自立型漁業に新規参入できるということを世の中に伝えたいです。そして日本で漁師になりたい女の子に「女でもやれるんだ」という希望を与えられたらいいなと思います!
-そのビジョンを達成するためにこれから挑戦したいことはなんですか?
まずは、漁場開拓のスキルを身につけて魚を釣れるようになることですね。そして、自分で釣った魚に対して自分にしかできない付加価値をつけて売上を伸ばし、できることを増やしていきたいです。
まとめ
今回は漁師を目指す松本かおりさんにインタビューしました。なかなか女性が少ないこの業界ですが、若い力や女性が入り込んでくることでもっとこの業界が賑わうことを私は期待しております。
これからも日本全国津々浦々、漁師さんを訪ねてどういった生業をしているのかを調査し「浜の兄妹」で報告させて頂きます。本当に格好いい漁師さんが日本中にはいますので、その方たちがもっと輝けるようにしたいです。

最新情報は私のSNSで告知します!
みんな、私のSNSフォローしてね!✨
コメント